酒と狩りの日々

楽しく生活するためのマテリアル

仕事が終わって帰ってきて玄関で寝転がって二度と起き上がれないような大人にはなりたくなかった

 

 

とてもみっともないが、気持ちを整理するために散文をここに書いて捨てようとおもう。

 

 

 

  覚えているか、自らが青かった頃の夢を。

pixivのゲイ小説の登場人物が一回目の射精をするよりも早く色々なことを諦めるおれがこれだけはブレていない上に何度もへし折られて尚今も目指しているものがある(ここでは言わないが)。

だが、走行区間が長くなりすぎた小田急線がズルズルと遅延時間を増していくように、長くなりすぎた会議が明後日の方向へ向かうようにおれは一生おれの目標へ辿り着けないかもしれない、と思っている。

 

 

  ろくな賃金を貰えず毎日胃痛に耐えながら仕事をし、疲れて帰ってきて玄関で倒れ込んでしまう(ここしばらくはなかったが)なんて日々はおれは欲しくはなかった。現状に満足すれば幸せになれるのかもしれない。人間、思考を放棄してしまえばそれは大層幸福なのだ。

 

なるほど確かに向上心のない者はばかだ。だが馬鹿正直にもがき続けるのは果たして賢いのだうか。

 

迷っている。まだ若く青い身空だが、もう進もうとするのを止めてもいいのではないか。ここいらでいっぺん幸せになってみてもいいのではないか。

視界は濁る。掲げ続けた松明の灯りが焼き付く。正面を見続けるだけの力が無い。

 

灯りを落し、瞼を閉じる時間も必要なのか。

 

だが、他ならぬおれ自身がそれを是としない。こうして文章におこし排泄することで整理することすらも憚られる。楽しいだけでいいのに永遠に苦しみ続ける道を選ぶ。苦しんでいるおれはおれを一生許せないし、おれを苦しませているおれはおれを一生許さないだろう。

 

いつも思っている。

おれは一体どうしたいのか、おれは本当はどうなりたいのか。

そうこうと思考を巡らせているうちに宗教のようだ、と認知してしまい、終わりが見えなくなった恐怖に戦きある地点から先には進めない。このまま進むことができず、どこにも辿り着けず、明日にでも絶えてしまうかもしれない。そんな話、往々にしてある。

 

  未だ至らぬ地に思いを馳せながら泥を啜り続けることができるのだろうか。そのまま絶えてしまった時に「でもまあ、よかったかな」と思えるのだろうか。それとも今の時点で満足してしまったほうがいいのだろうか。

 

ままならないな。良く在りたいだけなんだがな。