酒と狩りの日々

楽しく生活するためのマテリアル

お前は南米の女神、ケツァナ・コワレトルを見たことがあるか

 久々の更新だ。ご無沙汰している。表題の通り今回は尻の穴の話になるのだが、久々の更新でそのような話をするのも憚られるものの他に書くことがないので仕方ない。
 関係ないが、過去記事をざっと見返したらつまらない上にマーリンに媚びすぎだしなんだ、酒と狩りの日々って。古代か(歴史に弱い)。

 さて、私は以前からイボ痔に悩まされていた(なんだかんだ半年弱放置していたかもしれない、オタクには病院に行く暇なぞ無いのだ)。先日漸く重い腰をあげ、病院に行って初対面の優しいおじいちゃんにほぐし無しローション無しで指を突っ込まれて「ああ〜これは手術だねぇ〜」と言われ(どう見ても注射で治る程度のものではないだろう!この件は必要だったのか!)といきなりアヌスを蹂躙されたことに対する怒りに打ち震えながらも手術を了承し、今日12/18に手術をする予定を取り付けたのだった(ちなみにホモもドネコもバレた。やはりプロは違う)。

 手術当日、前回の診察時に処方された経口腸管洗浄剤(有り体に云えば下剤)を朝の5時からゆっくり時間を掛けて摂取し続けてた。これはだんだん水様便になってきて最後には水のような透明の便しか出なくなる、と言ったものなのだが、出てくる便の勢いがものすごい。賢明なる皆々様ならウォシュレットをご存知の筈だが、肛門に当てるはずのそれが肛門から出てくるかのような凄まじい勢いに私は戦慄した。激しく噴き出す水様便がだんだん黄土色から透明になってゆく様は、小学生の頃やっていた「ポケットモンスター ルビー・サファイア」で、ヌマクローがLv36でラグラージに進化し、”だくりゅう”を覚え、冒険を進めていって”なみのり”のひでんマシンを貰ってラグラージに覚えさせた経験を髣髴とさせ、懐かしさに心が暖かくなった。
なっていない。


 シャワーを浴び、病院に向かい、予約していたにもかかわらずありえないくらい待たされたら、さあいよいよ手術だ。「腰に麻酔打つからね!痛いけど我慢してね!」と脅迫をされたので太くて大きい注射を想像し、子犬のようにブルブル震えながら身構えていたものの(可愛い)鍼のようなものを貼っつけられただけだったので、あまりの呆気なさに驚いた。しかし何だかおかしい。全然効いてこない。そういえば高校の時足の手術をした際も麻酔全然効かなかったっけな。

「痛いと?」
「痛いっす」
「ええ…」
(ええ……?)

こんなやり取りをしながらブチブチ切ってくる。痛いつってんだろうが。歯医者の痛かったら云々より意味が無いぞ。それでもあまりの痛さに絶叫し続けていたらようやっと麻酔を追加してくれ、落ち着いてきた。強い便意と妙にこしょばい感覚に耐えながらも、それからは特に何事もなく無事手術を終え、ベッドに移された。看護師の女性に「麻酔が切れたら痛くなってくると思いますので痛くなったら呼んでくださいね」と言われ、20分後くらいに彼女を呼び、痛みが戻ってきたこと、便意に苛まされていることを伝えたが「そんなはずはない、まだ麻酔が効いているはずです。あと便は我慢してください。」と言われ、彼女の言っていることが理解出来ずに返事の一つもせず戸惑っていたら立ち去られてしまった。白衣の鬼畜生だ。
 便はそのあとすぐ許可して貰えたが(なぜ我慢を強要された?)、痛み止めは結局帰る直前まで使用して貰えなかった。おかげで3時間ほど激しい痛みに耐えていた(あまりの辛さにTwitterクソリプライをしてきた友人をブロックした)。ちなみに、痛すぎて「気持ちいいことで緩和できるのでは!?」と訳の分からないことを思い立ちずっとちんちんをシコシコしていた。しっかり勃ってしっかり気持ちよかったので妙なたくましさに我ながら呆れた。
 着替えてロビーで待っていると、件の鬼畜生婦人が「召し上がってください」とお茶と栗饅頭を持ってきてくれた。そういえば朝から絶食してたなと思ってありがたく頂いたが、完全に緑茶だと思って口にしたものが昆布茶だったので少々驚いた。奇を衒うのが許されるのは中学生までだぞご婦人。まあ大体こんな感じでとりあえず薬を貰い、三万近く支払って病院をあとにした。

 さて、ここからが地獄(そうでもないが他に表現が思いつかない。訓練とかでいいのだろうか)の始まりだ。

 病院を出たものの、尻の痛さにうまく歩けずめちゃくちゃゆっくりで思うように進まない。痛い。とりあえず目的地についた。バス停だ。バスは揺れる。尻は痛い。家まで40分。

 男は忍耐……

 泣き喚くのを我慢し(褒めてくれ)無事自宅の最寄りのバス停に降り立ち、トボトボ家まで歩いた。何故私は休日に深刻なダメージを負わねばならぬのだと憤りながらものすごくしょっぱい粥を作り、薄めながらとりあえず空腹を凌いだ。聞けば、暫く油ものや辛いもの、酒、コーヒー等の刺激物はやめた方がいい(そうでなくともえげつない痛みに耐えながら便を排泄しなければならない)そうだ。食べたいものが食べられないのはツラいぞ。フフ。


 文章からはあまり伝わらなかったかもしれないが、手術がとにかくつらかったので二度と痔にはなるまい。皆さんも気をつけてほしい。肛門は大切に使っていきたいし早く元気になってちんぽが欲しい。ちんぽが欲しい!

 余談だが、ケツ毛がきれいさっぱり無くなっていた。